結婚式の前に行われる和装前撮り。
最近では、SNSで結婚報告として和装前撮りの写真をアップされる方も多くおり、結婚式までの「やりたいことリスト」に入れている方も少なくありません。
結婚式当日は、なかなか落ち着いて撮影する時間が取れないため、別日にウェディングドレスや和装の姿を、ゆっくりとおしゃれなシーンでこだわって撮影できることが理由で和装前撮りが人気を集めています。

1.和装前撮りのメリット

ウェディングドレスや和装で写真を撮影することができる前撮り。当日はウェディングドレスやカラードレスを着る方が多い傾向にあるため、前撮りでは和装を選ばれる方が多いです。そんな和装前撮りのメリットをご紹介します。

結婚式の大切な思い出になる

普段とは全く異なる衣装・ヘアメイクで行う前撮り撮影は、非日常を体験できる特別な瞬間。プロのカメラマンが提案する、ご自身の雰囲気や撮影シーンに合った様々なポーズは、日常では見られない表情を引き出してくれます。新郎新婦のお二人で撮影される場合、「こんな表情初めて見た!」というように、お互いの新たな一面が発見できる機会になるかもしれません。

お手元に届く前撮りの写真は、そんな初々しい結婚前のお二人が写った特別なもの。きっと何十年後に前撮りの写真を見返したとき、お二人で結婚まで駆け抜けた日々を鮮明に蘇らせてくれる、思い出の写真となるはずです。

結婚式のリハーサルになる

前撮りは和装だけに限らず、ウェディングドレスでも行えます。前撮りは試着だけではなく、慣れない衣装で動いたり、ポージングをしたりするので、結婚式当日に向けたよいリハーサルとなります。実は、長時間衣装を着るのは結婚式当日が初めてだったため、衣装疲れしてしまい、結婚式を思うように楽しめなかった…と後悔している方もいらっしゃいます。前撮りで少しでもウェディングドレスや和装に慣れて、コツを掴み、結婚式当時は最後まで楽しめるよう備えるのもおすすめです。

前撮りの写真は幅広く活用ができる

前撮りの写真は結婚式当日にウェルカムボードや結婚報告、年賀状など幅広く活用することが可能です。スタジオセットにこだわったり、まわりの友人と少し違ったおしゃれな前撮りができるフォトスタジオが今は人気があります。

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2.和装の多様な種類と意味

和装前撮りで着用される衣装の種類はさまざまな種類があります。その着物1つ1つにも意味があるので、選ばれる時の参考にしてください。

和装/新婦編

・白無垢(しろむく)

白無垢は、花嫁の「最正装」とされています。その歴史は平安時代にまで遡ります。全身真っ白に身を包むことにより「白」の純粋無垢と清廉潔白、そして「嫁ぎ先の色に染まる」という意味が込められています。

・色打掛(いろうちかけ)

色打掛は、白無垢と同等の正装として用いられています。その歴史は江戸時代まで遡り、裕福な町人にも広まった婚礼衣装です。華やかな色や絵柄が特徴になっており、「二人の門出」で祝うかのような縁起のよい文様が多くなっています。小物は、箱迫(はこせこ)や懐剣(かいけん)、末広(すえひろ)などの「白無垢」と同様の装身具を身に着けて撮影すること多いです。

・引振袖(ひきふりそで)

引振袖は、未婚女性の正装として使われてきた着物で、色打掛と同様に江戸時代の大家の婚礼で用いられいます。衣装の「格」としては色打掛が少し上ですが、その中でも黒引き振袖は白無垢と同様に「他の誰の色にも染まらない」という意味があり、格調が高いです。また身軽で、柄や小物の幅が広く自由に選べるので、ほかの人とは違う個性的な写真やSNSでの投稿を考える方にはおすすめかもしれません。

和装/新郎編

・黒五つ紋付き羽織袴(くろいつつもんつきはおりはかま)

黒五つ紋付き羽織袴は、男性の正式な「最正装」とされています。明治時代の「太政官布告」という政府の法令で定められました。特徴は袖と背中に5つの家紋が入っていることです。レンタルでは誰もが利用できる「通紋」が一般的ですが、こだわりの強い方は市販の「家紋」シールを貼って利用されるようです。

・三つ紋の色紋付き羽織袴/一つ紋の色紋付き羽織袴(みつもんのいろもんつきはおりはかま/ひとつもんのいろもんつきはおりはかま)

黒五つに比べて少し格が下がるタイプの男性の正装です。袖と背中に入る紋の数が減り、色の種類があるのが特徴でう。白・紺・グレーなど、さまざまな色の種類があり全体的にカジュアルな印象を与えます。

3.和装前撮りでスタジオかロケーションを選ぶポイント

365日天候を気にしなくてもよいスタジオ撮影か紅葉などのその季節だけの風景で記念が残せるロケーション撮影のどちらにしようか悩まれる方も多いかと思います。前撮りをする際は、和装でも、ウェディングドレスでもご自身のベストな状態を残したいと思う方が多いのではないでしょうか。前撮りをする際のそれぞれのポイントをご紹介しますので参考にしてみてください。

選ぶときの検討するポイント

【スタジオ編】

・天候や日照時間による影響がない

・メイクや髪型など、ご自身の状態をこまめにチェックできる

・機材や照明が揃っているので、普段よりワンランク上の撮影ができる

【ロケーション編】

・おふたりの好きな場所で撮影ができる

・自然体な表情を写真におさめやすい

4.おしゃれな和装フォトを残すポイント

撮影された写真はハガキでけではなく、SNSでもアップしたいという方も多いのではないでしょうか。またせっかくSNSでアップするなら、おしゃれでご友人やフォロワーに自慢したくなるような写真を残したいと思います。そんな希望を叶えるためのポイントをご紹介します。

ご自身に似合う顔映りのいい着物を選ぶ(色柄編)

気に入った着物で写真を残したいと思うかもしれないですが、案外着てみると似合わないこともあります。事前に試着をしてご自身にあう衣装を見つけましょう。一般的に日本人顔で色白の薄めの顔立ちの方は淡い色、顔立ちのはっきりした健康的な肌色のには濃い色が似合うと言われています。

ご自身に似合う顔映りのいい着物を選ぶ(背丈編)

おふたりでの写真となりますので、新郎と新婦のバランスもチェックするポイントです。

背丈の低めの方は、小さめの柄で可愛らしさを意識してみるのがいいと思います。また縦長に流れる柄を選ぶ方が、スタイルよく全体のバランスも整います。背丈が高い方は、全体の柄が大きめなものを選ぶと花嫁を綺麗に引き立たせる効果があります。

衣装の「格」は新郎新婦で合わせる

和装前撮りの写真撮影するときはおふたりが着る衣装の「格」にも気をつけることが大切です。

新婦が「白無垢」「色打掛」「黒引き振袖」の場合は、新郎は「黒五つ紋付き羽織袴」

新婦が「引振袖」や洋装を取り入れた「新和装」と言われるカジュアルな場合は、新郎は「色紋付き羽織袴」と、新婦が希望される衣装に「格」を揃えることでより素敵な1枚となるでしょう。

5.まとめ

結婚式の和装前撮りでSNS映えもするおしゃれな写真を残す方法をご紹介してきましたが、いかがでしょうか。和装の種類もありますが、格があることも知識として和装前撮りに臨んでいただくことで、おふたりの記念としてのフォトのクオリティーがあがり、ご友人も憧れるフォトを残すことができると思います。

スタジオルミナスではおふたりが輝く瞬間を体験していただき、その当時を幸せな時間だったと思い出していただける写真を提供しています。和装での「前撮り」撮影に関する質問などございましたら、お気軽にご相談ください。

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