2021年に新型コロナウィルスの影響があり、大規模な結婚式や披露宴の数は減少し、それをきっかけに、写真で残す結婚式フォトウェディングの人気が高まりました。今では結婚式や披露宴以外の場でドレスを着て写真を撮ることが定番化し、フォトウェディングや結婚式の前撮り・後撮りを行う方も増えてきました。
一方で、フォトウェディングのみの実施ですと「挙式や披露宴のセレモニーを行わないで後悔するのではないか」、「一生残る写真で失敗してしまったらどうしよう」と不安に考えるプレ花嫁様も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、フォトウェディングや前撮りなど結婚写真を撮影する際に後悔しないためのポイントをご紹介させていただきます。今だからこそ残せるフォトウェディングや前撮りを、ぜひ一生の輝く思い出にしてください。

フォトウェディングが人気の理由

近年人気を高めたフォトウェディング。その人気の秘訣は挙式や披露宴を行わず、二人だけで写真撮影のみを行うという形式にあります。

写真撮影だけとなれば、招待客もおらず、会場代もかからないため、「費用が抑えられる」というメリットがあります。さらに、人前に出るのに抵抗がある、という方もスタジオでのフォトウェディングであれば、二人きりの結婚式を安心して行うことができます。

それに加えて、前撮りを兼ねることもできるため、挙式を行う方にもフォトウェディングは支持されています。挙式当日とは異なり落ち着いて写真を撮影することができ、撮影した写真はウェルカムボード等にも利用できることが人気の要因です。

結婚式の前撮りは必要?

前撮りを兼ねて、フォトウェディングをするかどうか迷っている方もいるかと思います。『ハナユメ』のアンケートによると、結婚式を挙げた新郎新婦の7割以上が前撮りをしており、多くの方は前撮りを必要だと考えているようです。

前撮りをしない新郎新婦は少数ですが、その中で最も多い理由は「時間的に余裕がなかった」というものでした。2番目は僅差で「金銭的に余裕がなかった」と「前撮りに興味がなかった」という理由です。これらの理由から前撮りをしなかった方々ですが、中には結婚式が終わってから前撮りをしなかったことを後悔している新郎新婦もいるようです。

前撮りをしなかったことへの後悔例

では実際に前撮りをしなかった方が、どんな後悔をしたのかご紹介します。検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

①結婚式では撮りたかった写真が全然撮れなかった

結婚式は時間が決められており、その時間内でさまざまな演目やゲストへのおもてなしを行います。お色直しがある場合は、衣装チェンジでバタバタとして、時間があっという間に過ぎてしまいます。カメラマンはいますが、挙式中の写真を撮影してもらうため、自分が思い描いていた写真を残せずに後悔する方は多いようです。

②ドレスだけでなく和装も着たかった

結婚式でのレンタル衣装は1着15万円以上することがほとんどで、お色直しを断念される方も多いです。また、お色直しはウェディングドレスとカラードレスでしたけれど、和装も着てみたかったという方もいらっしゃいます。一生に一度の大イベントですので、着たい衣裳を着れなかったという後悔があるようです。

③結婚式当日のウェルカムボードやムービーなどで使う写真が欲しかった

結婚式では、ウェルカムボードやムービーなどあらゆるシーンで新郎新婦の写真を使います。普段のデートの写真や思い出の場所の写真だけでなく、プロに撮影してもらった前撮りの写真があれば、より映える素敵なボードやムービーになったのにな。と後悔する方もいらっしゃるようです。

フォトウェディング・結婚式の前撮りでよくある失敗例

フォトウェディングや前撮りをやりたい!と思っていても、やはり失敗談を耳にすることもあるかと思います。ここでは、フォトウェディング・前撮りをお考えの皆様に向けて、よくある失敗例をご紹介いたします。

①プランに含まれるものを確認せずに申し込む

フォトウェディングや前撮りには「撮影プラン」というものが存在します。撮影プランによって着ることができる衣装の種類(洋装か和装かなど)や撮影場所(スタジオ撮影かロケーション撮影かなど)、アルバムのカット数などが変わります。

そのため、申し込みの前にプラン内容を十分に確認しておかないと、「希望通りのサービスを受けることができなかった」、「申し込んだプランにないオプションを追加していたら、予算をかなり圧迫してしまった」などのケースに陥ることがあります。これらはよくインターネットの口コミなどでも目にする花嫁様の後悔です。

②ドレスのデザイン・サイズラインナップをチェックしていなかった

ウェディングドレスは種類が多岐にわたります。サイズも幅広いため希望のドレスが揃えられているかどうかを事前にチェックしておかないと、撮影時に後悔してしまうこともあります。

「袖付きのドレスは、自分に合うサイズがなかったから着られなかった」、「カラードレスはプラン料金外だった」などの後悔がないよう、確認しておきましょう。HPなどにドレスラインナップ、サイズがしっかりと明記されていると安心です。

また、フォトスタジオによって用意されている和装・洋装の割合も異なります。プラン内で借りられる小物やアクセサリーの種類も限られる場合があるため、持ち込み可否も併せて確認しておきましょう。

③ドレスや衣装を選ぶ時間が少なかった

撮影スケジュールによっては、打ち合わせ当日にドレスを選ぶ時間が少ないことがあります。HPやカタログ等で、事前にドレスを選んでおくと、時間に余裕を持って決めることができます。サイズ感や実際に見たときの印象がイメージと異なることもあるので、いくつか候補を選んでおくと良いでしょう。

また、スタジオによっては試着会を実施しているところもあるので、気になるスタジオで試してみるのもおすすめです。

④ヘアメイクで希望のスタイルが当日できないことがわかった

ドレスと同じくヘアメイクもフォトウェディングでは重要です。

例えば、「自分で思っていたアップスタイルは、エクステをつけないと出来なかった」、「ヘアチェンジは自分のプランにはなかった」、など当日に気づいて手遅れになってしまうこともあります。「ヘアメイクさんと入念に相談しなかったから、自分の理想と違う姿で撮影することになってしまった」なんてことにならないように、希望がある場合は事前に伝えてみましょう。その際は、見本になる写真や画像等を持参すると、イメージが伝わりやすいためおすすめです。スタジオによってはヘアメイクリハーサルが実施できる場合もありますので、心配な場合はリハーサルを行うこともよいでしょう。気になるところやこだわりを細かく伝えておくことで、撮影当日は撮影に集中できるようにしましょう。

⑤希望のポーズや構図が、思ったより撮れなかった

フォトウェディングでは小物・アイテムなどを取り入れたり、撮影スタジオをうまく活用することで様々なポーズを撮ることができるという魅力があります。

しかし、事前に希望のポーズを伝えておかないとイメージ通りの写真が撮れないこともあります。自分が撮りたい構図やポーズがあれば、こちらも事前に相談してみましょう。

例えば、ポーズをとるために二人用の椅子が必要だったり、カメラマンが高いところに登らなければ撮れない構図などもあるかもしれません。従って、予め自分たちが撮影するシーンやシチュエーションで撮影が可能か確認をしてみてください。撮りたい構図やポーズ、家族などと撮影する場合は誰とどのような写真を撮りたいかなどをまとめた指示書を用意し、事前の打ち合わせで相談しておくとスムーズです。

また、前撮り写真は結婚式当日のウェルカムボードや年賀状など、使い道は人によってさまざまですので、写真の用途も事前に伝えておくとイメージが共有しやすいでしょう。

⑥フォトウェディングのみで後悔した

二人のみでの撮影にしたことで、親や家族に晴れ姿を直接見せられなかったことを後悔した点として挙げる方も多くいらっしゃいます。婚礼衣装での家族や友人との写真を撮る機会は、もちろん貴重ですし、結婚式当日に行うセレモニーを体験したかったという声も聞きます。

ですが、家族や友人との撮影や結婚式場で撮影できるプランなど、フォトウェディングでそれらを叶える方法は数多くあります。自分達が叶えたいフォトウェディングを明確にして、要望に合ったプランを決めておくことが後悔のないフォトウェディングをするためには重要です。

フォトウェディングを撮影する上での注意点

ここまで後悔や失敗談をお伝えしましたが、フォトウェディングを撮影する上での注意点をご紹介いたします。後悔や失敗をしないように抑えておくべきポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。

①準備は余裕をもって

従来型の結婚式とは異なって会場を予約する必要も大勢の人を招待する必要もないとはいえ、スタジオ選びやスタジオ見学、ドレスの試着など、新婚の忙しい時期と重なると意外と前準備が慌ただしくなってしまいます。そのため、撮影日から逆算して、三か月前くらいには準備を始められると、撮影まで余裕をもって準備ができます。

また、秋や梅雨前後など前撮りの人気シーズンには撮影の予約が多くなってきます。そのため、そういった時期にフォトウェディングを考えている方は尚更早めにご準備いただくのが安心です。

②撮影場所と時期に注意

フォトウェディングでは撮影方法として、「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」の二つがあります。

このうち、「ロケーション撮影」は文字通り、屋外で撮影するため、屋内では撮影が難しいダイナミックな写真が撮影でき、人気もあります。

しかし一方で、天候に左右されやすいというデメリットもございます。

梅雨や秋の台風の多い時期などは「天候に左右されるのは困る」、「天候が悪く延期になった場合、撮影候補日があまり多くとれない」という方はスタジオやチャペルのような、雨や雪でも心配のないロケーションでの撮影をお勧めします。

③夫婦二人で事前に相談を

フォトウェディングは夫婦二人の結婚式であり、撮影です。

そのため、どちらか片方だけが乗り気である、どちらか片方だけがフォトウェディングの下調べを行ってしまっている、という状況では、二人の間のポーズのイメージなどにミスマッチが起こってしまう可能性もございます。

二人が100%楽しんでもらうには、撮影プランや衣裳、撮影シーズン、ポーズなどを二人で事前に話し合い、具体的なイメージを作り上げていただくことが大切です。ぜひお互いに調べたことを共有してみてください。

絶対に後悔しない秘訣

せっかくのフォトウェディングや前撮りですから、絶対に後悔したくはない、絶対に成功させたいと皆様思っておられると思います。

そんなフォトウェディングや前撮りを後悔なく、満足いくものにするためには、撮影の前にウェディングフォトの専門家に相談するのがおすすめです。

スタジオルミナスではフォトウェディングについて不安がある方や、お悩みえを抱えている方、アドバイスが欲しいと思っている方に向けて、相談会を開催しています。

フォトウェディングをお考えの皆様は是非一度、足を運んでいただけると幸いです。

さらに満足するフォトウェディングにするには

フォトウェディングには数多くの撮影プランがあります。

夫婦二人だけではなく、親族を呼んで撮影できるプランややチャペルでの撮影プランなどがあります。

満足がいくお写真が残せるのはもちろん、二人の思い出にもしっかりと残ること間違いなく、一生に一度の機会にピッタリです。

今だからこそ、なにか素敵な思い出を残したいという方はぜひご検討してみてください。

まとめ

今回のコラムでは「後悔のないフォトウェディングや前撮り」をテーマに皆様にお役立ち情報をお伝えさせていただきました。

皆様だけのフォトウェディングや前撮りが成功を納め、満足のいくものになれば幸いです。

スタジオルミナスでは多くのお客様のニーズに合うよう、多様な撮影プラン・衣装・撮影シーンを揃えて皆様をお待ちしております。

まずはお気軽にご相談からどうぞ。